富士フイルムHDは抗がん剤の米国臨床など好感し後場回復強める

株式市場 銘柄

■このところは日経平均の下げに押された形との見方

 富士フイルムホールディングス<4901>(東1・売買単位100株)は14日、前場の4530円(181円安)を下値に持ち直し、後場は14時40分にかけて4629円(82円安)と回復ピッチを強めている。14日付で開発中の抗がん剤「FF-21101」について、「肺がんなどの固形がんを対象とする臨床第I相試験を米国で開始」と発表し、材料株を個別に物色する資金が集まった。15年12月末の終値は5080円だったため、約2週間で11%近く下げたが、ほとんどは日経平均先物との間で行われる裁定取引などによる機械的な売り圧迫が原因と見られ、いわば日経平均の下げに押された形と見られている。

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