【株式市場】アジア通貨安など気にし一時1万7000円割り大幅反落だが終盤は持ち直す

株式

◆日経平均の終値は1万7068円08銭(647円55銭安)、TOPIXは1391.53ポイント(50.56ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億1580万株

チャート12 14日後場の東京株式市場は、アジア主要国の通貨が全面安と伝わり、金融危機の再来などが懸念されるなどで、日経平均は一時771円22銭安(1万6944円41銭)まで下げて大幅反落となり、取引時間中としては9月29日以来の1万7000円割れとなった。主な株価指数はすべて安いが、たとえば東証マザーズ指数は一時6%安まで下げて大引けは3%安だった。

 後場は、引き続きベスト電器<8175>(東1)薬王堂<3385>(東1)が四半期好決算や業績予想の増額などを好感して高く、関東電化工業<4047>(東1)は軽量株妙味や証券会社の投資評価などで後場再び上昇。日本アビオニクス<6946>(東2)は「ドローン」関連株物色が波及とされて大引け間際に急伸。SJI<2315>(JQS・売買単位100株)も引き続き「フィンテック」技術企業のテックビューロ(大阪府)との提携などが言われて3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は26億1万株(前引けは12億1580万株)、売買代金は2兆8562億円(同1兆2740億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は104(同5)銘柄、値下がり銘柄数は1795(同1865)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けも全33業種が値下がり)したが、値下がり率の小さい業種は、空運、繊維製品、海運、不動産、証券・商品先物、倉庫・運輸、金属製品、銀行、その他金融、精密機器、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る