【株式評論家の視点】鉄人化計画は下値水準に到達でPER、利回りに割安感台頭、商圏特性の営業強化で収益向上

株式評論家の視点

 鉄人化計画<2404>(東2・100株)は、「カラオケの鉄人」ブランドをはじめとした空間提供型アミューズメント施設の運営、音響設備・機器、システム、コンテンツの販売・レンタル・ASPを行っている。主力事業であるカラオケルーム運営事業について、全店舗の顧客層 を商圏特性ごとに徹底的に分析し、その特性に応じた個別のサービスの提供や販売戦略の徹底を進め、既存店舗の収益力アップを重視した運営を進めている。また、前年度までは連結子会社の合併、解散や売却等、主力事業であるカラオケルーム運営事業への事業集中を徹底して進めてきたが、カラオケ店舗の新規出店についても検討を再開、成長ステージへの準備を開始している。

 今2016年8月期・第1四半期実績は、売上高が18億7900万円(前年同期比17.5%増)、営業損益が1億6400万円の赤字(同1億0100万円の赤字)、経常損益が1億3600万円の赤字(同8000万円の赤字)、最終損益が1億1600万円の赤字(同7100万円の赤字)に着地。

 通期業績予想は、売上高が89億円(前期比9.6%減)、営業利益が4億4000万円(同4.2%増)、経常利益が5億円(同13.1%増)、純利益が3億円(同3.3%増)を見込んでいる。年間配当は10円(第2四半期末5円、期末5円)を予定している。

 前期における子会社の売却等を含む事業再編の影響等で売上高および各段階利益は減少しているが、今後商圏ごとに精緻な店舗状況の把握・分析を進め、収益改善に尽力するため、通期業績予想は達成出来る見通し。

 株価は、昨年8月24日につけた昨年来の高値745円から1月22日に昨年来の安値403円と46%調整し、400円どころの下値圏に届き値ごろ感が出ている。昨年12月に音楽配信サービスのレコチョク(東京・渋谷)と共同出資会社を設立。新会社で映像と音楽を活用した新しい音楽体験サービスを開発し、新事業への参加企業を募ることが注目されるほか、今期予想PER8倍台、配当利回り2.4%の利回り妙味もソコソコあり、見直し余地がある。また、テクニカル的には、21日にはボリンジャーバンド、回帰トレンド、移動平均乖離率、RSI、サイコロジカルといった逆張りの指標で買いサインが点灯しており、目先の上値抵抗線として意識される75日移動平均線を目標にリバウンド局面入りが期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)

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