【株式評論家の視点】アグレ都市デザインは通期業績予想の上ブレも、ここからの押し目に注目

株式評論家の視点

 アグレ都市デザイン<3467>(JQS)は、本年3月18日に東京証券取引所JASDAQに上場。新築一戸建ての設計・施工・分譲、分譲住宅に関する調査・研究・コンサルティング業務を行っている。戸建販売事業においては、自社ブランドである標準グレードの「アグレシオ・シリーズ」、中~高級グレードの「エグゼ・シリーズ」、最高級グレードの「イルピュアルト・シリーズ」を展開している。

 企業収益の改善が個人所得にも波及し始めたことから、各種住宅政策や低金利の継続期待という事業環境を踏まえ、同社が特にターゲットとするミドルからアッパーミドルの所得層の需要は底堅く推移している。同社は商品訴求力の更なる強化と自社販売手法のブラッシュアップに尽力しているほか、新規営業拠点の開設など事業エリアの拡大を進め、業容拡大を図っている。

 11月7日午後1時に発表した今2017年3月期第2四半期業績実績は、売上高が44億4100万円、営業利益が2億3300万円、経常利益が1億9100万円、純利益が1億3100万円に着地。10月14日午後1時に発表した第2四半期業績予想を上方修正した通り、売上高は当初計画を若干上回っているほか、販売手数料は当初計画より増加したものの、広告宣伝活動の効率化による広告宣伝費の削減など販売費及び一般管理費の圧縮が奏功した。

 今17年3月期業績予想は、売上高が114億6900万円(前期比32.5%増)、営業利益が6億1200万円(同15.2%増)、経常利益が5億円(同18.1%増)、純利益は3億3600万円(同16.5%増)を予定している。配当は期末一括35円を予想している。

 株価は、3月18日に高値1233.3円から4月7日安値735.3円と4割の調整を挟んで6月9日高値1108.3円と買い直された後、900円を軸にモミ合っている。第2四半期業績は計画を上回り好調に推移しており、通期業績予想の上ブレも視野に入る。来3月期は東京支店の貢献により城東・城北エリアの供給棟数の大幅な増加を見込んでおり、高い成長が続く見通し。今期予想PER7倍台と割安感があり、配当利回り3.87%と利回り妙味も増す。ここからの押し目に注目したい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る