アークンは情報漏洩対策の「貴重なノウハウ」蓄積との見方で出直り拡大

銘柄 相場欄

■顧客リスト流出し金庫屋が金庫破りに遭った形で急落したが・・・

 マルウェア(悪意のあるソフトウェア)対策などのアークン<3927>(東マ・売買単位100株)は26日の前場、続伸基調となり、一時21%高の3870円(665円高)まで上げて出直りを強めた。1月中旬、不正アクセスにより顧客企業リストから3859社の情報が流出したことなどを発表し、金庫屋が金庫破りに遭った形になり13日から3日連続ストップ安するなどで上場来の安値を更新した。しかし、その後、会社側は19日付で対策強化やサーバーの再稼働を発表し、時間の経過とともに「貴重な経験やノウハウ蓄積」を評価する雰囲気が広がっている。

 2015年12月に上場し、高値は12月の1万440円。1月中旬からの急落相場では22日に2410円まで下押した。まだ自律反騰に過ぎない可能性があるが、急落途中に罫線観測でいう「窓」(マド)が空いたため、自律反騰が本格化する場合は「窓埋め」を指向して5400円どころまで反騰する可能性はあるようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る