【株式市場】材料株が強く主力株の売買も回復し日経平均は昨日の下げ奪回

株式

◆日経平均の大引けは1万7163円92銭(455円02銭高)、TOPIXは1400.70ポイント(40.47ポイント高)、出来高概算(東証1部)はは22億5757万株

 27日後場の東京株式市場は、前引けにかけてやや強含んだ円相場が13時頃から再び軟調気味になり、トヨタ自動車<7203>(東1)が再び上値を追うなどで、日経平均も再び上値を指向。前場の高値1万7242円27銭(533円37銭高)に迫る場面を見せて強調推移となった。昨日の402円安を完全に奪回した。主な株価指数はすべて高い。 

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が日銀の金融政策決定会合(28~29日)への期待などで前場の高値を上回り、ダイハツ工業<7262>(東1)はトヨタによる完全子会社化の観測などで一時ストップ高となり、サイバネットシステム<4312>(東1)スターティア<3393>(東1)はAR(拡張現実)・VR(仮想現実)関連株物色に乗りストップ高。阿波製紙<3896>(東2)は和紙伝来の紙すき製法を応用した炭素繊維強化プラスチックに関する報道が言われて連日ストップ高。シリコンスタジオ<3907>(東マ)は決算説明市場の公開などが好感されてストップ高。ジェクシード<3719>(JQS)はソフトバンクとの代理店契約などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億5757万株(前引けは10億362万株)、売買代金は2兆4514億円(同1兆791億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は1831(同1819)銘柄、値下がり銘柄数は78(同90)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同様に全33業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他金融、パルプ・紙、銀行、情報・通信、鉱業、電力・ガス、輸送用機器、卸売り、などとなった。

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