綿半ホールディングスの第3四半期はスーパーセンター事業など引続き好調で大幅増益

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■通期計画に対する進捗率は営業利益103.0%、経常利益102.2%に

 綿半ホールディングス<3199>(東1)は28日、16年3月期第3四半期連結業績累計(15年4月~12月)を発表した。

 第3四半期連結業績の売上高は、前年同期比5.7%増の668億8700万円、営業利益は同97.6%増の14億2500万円、経常利益は同95.8%増の15億7100万円、四半期純利益は同86.7%増の10億2500万円と大幅な増益を達成した。通期計画に対する進捗率は、営業利益103.0%、経常利益102.2%となり、通期の予想額をすでに上回った。

 セグメント別に見ると、スーパーセンター事業(第3四半期連結期間から改称)では、飲料や園芸用品が好調に推移したものの、天候不順や暖冬の影響により、季節商品などに低迷が見られた。一方で、店舗数は15年11月25日に「綿半スーパーセンター塩尻店」を新規オープンし、同年12月4日に取得したキシショッピングセンターの店舗と合わせて、スーパーセンター11店舗、ホームセンター7店舗、食品スーパー5店舗、100円ショップ1店舗を展開している。また、利益面は食品ロス率改善などの原価低減策が寄与し、利益率が改善。売上高は375億700万円(同7.1%増)、営業利益は5億3500万円(同41.2%増)となった。

 建設事業では、前期より繰り越されている大型工事物件の施工が順調に進捗し、売上高が増加した。また、建築鉄骨を中心に、比較的利益率の高い物件が当期前半に集中したことで、利益を押し上げており、売上高は263億4000万円(同4.5%増)、営業利益は15億3100万円(同2.4倍)となった。

 通期の連結業績予想(10月15日上方修正)は、売上高は887億6800万円(前期比6.2%増)、営業利益は13億8300万円(同35.8%増)、経常利益は15億3700万円(同35.0%増)、純利益は12億6000万円(同5.5%減)を見込んでいる。

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