ファーストリテイリングは春物の出足などに期待し強モミ合い

ユニクロ

■2月の既存店売上高は2カ月連続増勢の1.2%増加

 ファーストリテイリング<9983>(東1・売買単位100株)は3日、朝寄り後の3万3530円(200円高)を上値に売買交錯となり、その後は100円高前後でモミ合う始まりとなっている。2日発表の月次動向(国内「ユニクロ」事業の2月の売り上げ速報)が既存店で前年同月比1.2%増加し2カ月連続の増加となったが、同社の推移としてはモノ足りなさが感じられるようだ。

 ただ、2月以降の株価は3万1000円前後で何度も下げ止まり、下値が固まってきた印象がある。冬物は暖冬の影響を受けたが、その分、春物の出足が早くなる可能性があり、株価の出直る展開に注目して下値圏を仕込む様子はある。

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