ゼリア新薬は25日線抜いて値固め、主力製品好調、今期上振れの可能性

銘柄 相場欄

 ゼリア新薬工業<4559>(東1・100株)は25日線を抜いたあと1460円前後でモミ合い値を固めている。昨年来高値は1年前3月の2146円、今年1月の1281円まで865円安の調整、底打ちから出直っている。とくに、注目はチャートが1月安値(1281円)と2月安値(1282円)でダブル底をつけていることである。

 主力製品の潰瘍性大腸炎治療剤『アサコール』が引き続き好調なほか、『ペパリーゼ』も快調。この結果、2016年3月期・第3四半期営業利益は前年同期比13.5%増益で、通期予想の営業利益(68.0%増の45億円)に対する進捗率は84.2%と目安の75%を上回っている。

 通期に対する上振れの可能性があるが、現時点での予想EPSは62.1円で、配当は年30円(期末15円)の見通しだ。

 主力製品の堅調で次期見通しも期待できそうだ。配当取り目標で中期投資スタンスで注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る