【銘柄フラッシュ】アウンコンサルが急伸し大手銀行株も高く投資家心理に寄与

銘柄

 14日は、大手銀行株が前週後半のECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁のマイナス金利に関する発言などを好感して軒並み続伸の戻り高値を更新となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は大引けで4.4%高、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)は2.3%高。投資家心理の安定化などに少なからず貢献した。また、第一生命保険<8750>(東1)は国債での資金運用環境の好転などが言われて8.6%高。機関投資家のフトコロ具合が暖まる兆しとして注目する様子もあった。

  本日新規上場となったLITALICO(りたりこ)<6187>(東マ・売買単位100株)は12時53分に1880円で初値が付き、公開価格1000円の88%高。後場2280円まで上げ、そのまま高値引け。

 ペプチドリーム<4587>(東1)が引き続き米リリー社とのライセンス契約やみずほ証券による目標株価の引き上げなどを材料に2日連続ストップ高の19.6%高となり、キューブシステム<2335>(東1)は金融業界のマイナス金利対応システムなどの需要拡大期待が言われてストップ高の18.3%高となり東証1部の値上がり率2位。立花エレテック<8159>(東1)は自社株買いなどが好感されて7.3%高。ティー・ワイ・オー<4328>(東1)はアニメなど日本のコンテンツの国際化「クールジャパン」が追い風との見方で7.2%高。

 アウンコンサルティング<2459>(東マ)はビッグデータ関連の主製品の開発・販売での共同展開発表など好感してストップ高の32.8%高。一方、データセクション<3905>(東マ)はビッグデータ関連事業への期待に加えて「AI」(人工知能)関連事業が囲碁の人工知能システム「AlphaGo」(アルファ碁)と世界的な囲碁のトップ棋士イ・セドル九段(韓国)との5番勝負で「アルファ碁」が3勝1敗と伝えられたことなども材料視されストップ高の17.9%高。ロゼッタは<6182>(東マ)は3日続伸の6.0%高。

 コーセーアールイー<3246>(JQS)は11日発表の1月決算や今期見通しなどが好感されてストップ高気配のまま大引けに売買が成立して15.0%高。組み込みソフトなどのエヌアイデイ(NID)<2349>(JQS)は業績が連続最高益の見込みで自社株買いを実施中などで手がけ安いとされ、14日発売の季刊の会社情報誌が好評価とされて急伸20.9%高。ドーナツ店などのフジタコーポレーション<3370>(JQS)は北海道新幹線の開業効果に期待がある上、10日付でアスラポート・ダイニング<3069>(JQS)との提携発表も好感されて2日連続ストップ高の16.2%高となった。

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