【銘柄フラッシュ】クリエアナブキが消費者庁の移転など思惑材料に急伸しバリューゴルフはストップ高

銘柄

 16日は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)の売買代金がETF(上場投信)を除くと東証全銘柄の1位となり、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)は出来高が1位。三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)も含めて同日付の日本経済新聞・朝刊に「買い戻しに一巡感」などと伝えられ2日連続小幅安となったが、いぜん買い手は高水準との見方が出ていた。

 各銘柄とも3月期末の配当利回りが高めで、メガバンク株は流通性に富むため配当狙いの投資を行いやすい。これを確保する買い付け最終日(権利付最終日)は3月28日になる。

 ソニー<6758>(東1)が「VR」(仮想現実)技術を盛り込んだ最新のゲーム機「プレイステーションVR」への期待などから3.2%高となり、戻り高値を2日ぶりに更新して出来高・売買代金とも増加。サイバネットシステム<4312>(東1)は先進運転支援(ADAS)ソリューションなどを4月開催の国際展示会ファインテックジャパンに出展することなどが言われて14.8%高となり、日本コンベヤ<6375>(東1)は15日に発表した第1四半期決算などが好感されて12.7%高。ハーツユナイテッドグループ(HUG)<3676>(東1)は小型無人飛行体「ドローン」関連株人気に乗り6.6%高。

 サイオステクノロジー<3744>(東2)は特許取得や「AI」(人工知能)関連株人気などに乗りストップ高の27.2%高と上場来の高値を更新し、3月2日上場のバリューゴルフ<3931>(東マ)は決算発表を好感してストップ高の24.8%高。GMOメディア<6180>(東マ)は仮想通貨「ビットコイン」をゲーム内で使用可能な通貨に加えたと伝えられて仮想通貨関連事業に期待が強まり22.6%高。クリエアナブキ<4336>(JQS)は四国地盤の人材派遣会社とあって消費者庁の徳島県への移転が思惑材料との見方があり21.2%高の急伸となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る