【株式市場】米FOMC待ちで日経平均は続落だが新規上場銘柄はストップ高

株式

◆日経平均の終値は1万6974円45銭(142円62銭安)、TOPIXは1360.50ポイント(11.58ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億6149万株

チャート9 16日後場の東京株式市場は、深夜から明日未明にかけて米国の金融政策会合であるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が判明するとあって様子見ムードが漂い、北米市場で稼ぐホンダ<7267>(東1)などが前場に続いて弱もみ合いを継続。日経平均も130円安の1万7000円をはさんで小動きを続け、2日続落となった。ただ、東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均は堅調で続伸となった。

 ソニー<6758>(東1)が「VR」(仮想現実)技術を盛り込んだ最新のゲーム機「プレイステーションVR」などを材料に戻り高値を更新し、フォーカスシステムズ<4662>(東1)は7日の増配発表やセキュリティ関連株人気に乗り戻り高値に顔合わせ。サイオステクノロジー<3744>(東2)は「AI」(人工知能)関連株人気などに乗り上場来の高値に進み、3月2日上場のバリューゴルフ<3931>(東マ)は決算発表を好感してストップ高。12月上場のミズホメディー<4595>(JQS)武田薬品工業<4502>(東1)との共同展開などが言われて出直りを拡大。

 本日上場の昭栄薬品<3537>(JQS・売買単位100株)は10時33分に公開価格1350円の48.2%高の2001円で初値をつけ、その後は本日のストップ高の2501円まで上げて売買をこなし、大引けもストップ高の2501円で高値引けとなった。

 東証1部の出来高概算は18億6149万株(前引けは9億2049万株)、売買代金は1兆9118億円(同9272億円)。1部上場1944銘柄のうち、値上がり銘柄数は486(同738)銘柄、値下がり銘柄数は1340(同1039)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がりした業種は、空運、水産・農林、食料品、その他金融だった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る