ジグソーはPER400倍に達するが高値を更新し「成長性」評価

銘柄

■出資先がブロックチェーンを実用化してアジア・中華圏に展開 

 サーバー自動監視システムなどのジグソー<3914>(東マ・売買単位100株)は30日、一時16%高の1万5460円(2120円高)まで上げて上場来の高値を3日ぶりに更新した。

 3月初に資本・事業・技術提携先である世界(本社:東京都豊島区)がフィンテック(金融IT)技術の高度暗号化ブロックチェーンを実用化してアジア・中華圏向けに不動産などの情報提供サービスを開始したと発表。本日は、足利ホールディングス<7167>(東1)の足利銀行が28日付でフィンテック(金融IT)関連ベンチャー企業に投資するファンドに総額10億円出資と発表したことを受け、連想が拡大したとの見方が出ている。

 当面の業績は連続して最高益を更新する見込み。株価水準はPER400倍に達するが、上場来の高値を更新するペースのため参加者はPERを気にしていないとみられる。むしろ高PERのほうが成長性に対する評価が高いと判断する「グロース銘柄」としての注目が多いようだ。

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