【株式市場】電力株は一斉高だが日経平均は迷走し119円安のあと44円高

株式市場

◆日経平均の前引けは1万5777円13銭(44円31銭高)、TOPIXは1270.30ポイント(1.93ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億2771万株

■ハイアス&カンパニーは上場2日目で初値つく

チャート15 6日前場の東京株式市場は、海外で1ドル109円台に入った円相場に警戒感があり、トヨタ自動車<7203>(東1)などの上値が重く、日経平均は10時20分頃に119円91銭安の1万5612円91銭まで軟化したあと持ち直して前引けは44円高となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 スギホールディングス<7649>(東1)が今期も連続最高益見通しの決算を発表したにもかかわらず軟調で、同じくハイデイ日高<7611>(東1)も安いなど、相場全体の地合いの軟弱さが指摘された。こうした中で、鳥居薬品<4551>(東1)は米社の抗HIV薬品の承認などが好感されて上げ、電力株は九州電力<9508>(東1)の川内原子力発電所に対する運転差し止め抗告の却下が伝えられて一斉高。エクストリーム<6033>(東マ)は事業譲受などが好感されて2日連続ストップ高。

 上場2日目のハイアス・アンド・カンパニー<6192>(東マ・売買単位100株)は9時45分に公開価格950円の2.9倍の2750円で初値がついたが、前引けは2301円。

 東証1部の出来高概算はやや増加して11億2771万株、売買代金は1兆367億円。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は846銘柄、値下がり銘柄数は958銘柄となっている。

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