【株式市場】円安基調は一服したが日経平均は5日続伸となりJQ平均も持ち直す

株式

◆日経平均の終値は1万8162円94銭(56円92銭高)、TOPIXは1447.50ポイント(4.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)はは19億6090万株

■本日上場のWASHハウスは公開価格の71%高で高値引け

チャート11 22日後場の東京株式市場は、明日の祝日を前に個別物色の色彩が強まったが、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が次第に持ち直して堅調転換するなど銀行株が再び強張り、円安基調は一服したが新日鐵住金<5401>(東1)が一段ジリ高となるなど石油株や資源・素材株の強さが目立った。日経平均もジリ高基調となり、14時過ぎには69円61銭高(1万8175円63銭)まで上昇。5日続伸となって今年1月以来の戻り高値を更新した。前場は軟調だった東証2部指数と日経JASDAQ平均も堅調転換した。

 後場は、三菱商事<8058>(東1)や日本水産<1332>(東1)が一段ジリ高となり、カルソニックカンセイ<7248>(東1)は米投資ファンドKKRによる買収報道が材料視されてが一段ジリ高。ルック<8029>(東1)は株主優待制度の導入が材料視されて急伸したまま値を保ち、ブロードリーフ<3673>(東1)は株式分割と増配・優待導入などが材料視されて高い。自民党・二階幹事長の発言が伝えられ、カジノ関連株の動意が再燃し、くろがね工作所<7997>(東2)が上げ、ピクセル<2743>(JQS)はストップ高。

 22日上場のWASHハウス<6537>(東マ・売買単位100株)はコインランドリー「WASHハウス」のチェーン展開などを行い、公開価格は2300円。10時12分に公開価格を41%上回る3240円で初値がつき、高値は前場の3940円(公開価格の71%高)、後場は売買交錯となったが、終値も3940円となり高値引け。

 東証1部の出来高概算は19億6090万株(前引けは10億1911万株)、売買代金は2兆1727億円(同1兆346億円)。1部上場1988銘柄のうち、値上がり銘柄数は1210(同1072)銘柄、値下がり銘柄数は650(同738)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、鉄鋼、情報・通信、石油・石炭、水産・農林、非鉄金属、パルプ・紙、小売り、その他製品、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■業績上方修正、増配、自己株買い…メガバンクが躍進  同コラムでは、11月11日付けで業績を上方修…
  2. ■サンタクロースはGPIF?日経平均急騰の背景と、日米中銀の思惑  突如、「餅つき相場」、「クリス…
  3. ■低位株と割安銘柄で挑む12月決算市場  12月期決算銘柄の師走相場では、業績を上方修正し増配を発…
  4. ■師走相場、守りと攻めの二刀流で挑む年末投資戦略  「守るも攻めるも」あと1カ月である。師走相場が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る