キッコーマンは決算発表後に下押すが買い戻し入るようで次第に持ち直す

キッコーマン

■信用売り残多いが株価底堅く売り建てている投資家の心理後退

 キッコーマン<2801>(東1・売買単位千株)は27日の13時20分に2016年3月期の決算を発表し、発表前の3830円(100円高)前後から一時3500円(230円安)まで急落する場面があった。今期・17年3月期の連結業績予想を売上高1.2%減、営業利益3.4%減などとしたことが手控え感を強めたようだ。

 ただ、その後は次第に持ち直し、14時30分を過ぎては3715円(15円安)前後まで回復している。15年11月頃から信用売り残が買い残を上回る状態が続いているが、株価は3000円台前半を下値にモミ合いを続けて底堅いため、売り建てている投資家の心理としては、弱気材料の出たところで買い戻して手仕舞いたい状況との推測が出ている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る