アーバネットコーポレーション 第1四半期は大幅増収増益

■主力の投資用ワンルームマンションは在庫不足で、需要は旺盛

アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)の今期6月期第1四半期業績は、投資用ワンルームマンションは在庫不足で品薄感があることから、販売は順調で、大幅増収増益と好調に推移した。

前期からの継続物件2棟を含む投資用ワンルームマンション4棟の一部戸別決済162戸を売上計上したことから、売上高29億47百万円(前年同期比 248.6%増)、営業利益3億63百万円(前年同期2百万円)、経常利益3億16百万円(同△47百万円)、純利益2億01百万円(同△47百万円)であった。

土地価格の上昇、建設コストの高止まり、職人不足による工期の長期化、販売価格の上昇とマンション業界に課題は多い。しかし、投資用ワンルームマンションは在庫不足であるうえに、同社の場合は、年々人口が増加する東京で事業を展開していることもあり、需要は旺盛であることから、販売は順調に推移している。また、国内だけでなく、海外投資家の参入もあり、既に「築地PJ」に続き、「アジールコート新宿(仮称)」(38戸)と2棟の販売が決定しているように、投資用ワンルームマンションの人気は高いといえる。

今期は550戸の販売予定であるが、ほぼ全戸が契約済みの状況である。来期については、680戸を予定しているが、既に用地はすべて契約済み。

今期15年6月期通期業績予想は、売上高110億円(前期比4.9%増)、営業利益12億50百万円(同5.4%増)、経常利益10億50百万円(同5.9%増)、純利益6億85百万円(同10.3%減)を見込んでいる。最終利益が減益となるのは、前期末で繰越欠損金が無くなった影響による。

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