【見聞記】立花エレテックは本社に高機能ロボットを展示、「ピザ」をつくり、「紙飛行機」を飛ばす

 立花エレテック<8159>(東1・100株)は、本社1階に自社製品のロボット展示ブースを開設した。ロボットたちは、異なる製品やサイズのピザに具を乗せる作業を正確に行い、双腕ロボットは紙飛行機を丁寧に折って飛ばすことができる。また、表面は金属ではなく、軟らかくとても触り心地がよい。「全社員の4分の1が技術者」というフレーズ通り、技術力の高さをうかがうことができる。

robo33

 立花エレテックは、半導体とFAシステムが2大事業。FAシステムとは、工場などでの自動化を行うシステムのこと。2016年3月期決算では、FAシステム事業は820億4400万円(前年比18.4%増)と大きく伸びている。中期経営計画では、2021年3月に1000億円突破を目標にしている。ロボット単体だけではなく、システムとしてサービス提供できるのも強み。代理店契約も、従来の三菱電機に加えて川崎重工業とABB社とも締結した。

 ドローンやAIロボットなど、近年話題となっているロボット市場。経済産業省の調査結果では、国内のロボット市場は2020年は2.9兆円、2035年には9.7兆円規模になると予測されている。

 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る