ブランジスタは急落後のアヤ戻しか回復相場か見方が分かれ売買代金が激増

株式市場 銘柄

■売買代金ランキングでトヨタ、ソフトバンクGに次いで堂々の大活況

 電子雑誌やオンラインゲームなどのブランジスタ<6176>(東マ・売買単位100株)は1日の後場、次第に堅調相場に転換し、14時を過ぎては6770円(200円高)前後で推移。引き続き、5月27日に発表した新ゲーム「神の手」が材料視され、昨日までの2日連続ストップ高に続く反騰相場となっている。また、売買代金が激増し、トヨタ自動車<7203>(東1)ソフトバンクグループ<9984>(東1)に次いで全銘柄の3~4位に入る活況となっている。

 同社株は、4月上旬から5月中旬にかけて新ゲーム発表への期待などが言われて3000円前後から1万5850円まで5倍高の暴騰を演じたが、その後は急落に転じて5月26日には一時4685円まで下押した。こうした動きの中では、ここ数日の2日連続ストップ高を含む反騰も単なるアヤ戻しの域を出ない印象がある。売買代金が激増した要因としては、こうした醒めた見方と期待買いとが激しく錯綜していることがあるようだ。

 新ゲーム「神の手」は、同社HPによると、「AKB48」や「乃木坂46」をプロデュースした秋元康氏が総合プロデュースし、ゲームセンターで人気のクレーンゲームをスマートフォンで完全バーチャル再現し、獲得した景品が自宅に届く、リアルとバーチャルを融合させたこれまでに無いクレーンゲームだという。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る