ネオジャパンは高値に向け切り返す、この7月末から中間配当を実施、上場維持基準にも完全適合

■中間配当を意識した買いなど強く断続的に高値を更新

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は7月8日、切り返す相場となり、1756円(61円高)まで上げた後も14時にかけて1750円台で売買され、7月4日につけた2021年以来の高値1830円に向けて出直っている。ビジネスICTツールのグループウェア『desknet’s NEO(デスクネッツ・ネオ)』などが好調で、業績は今期・2025年1月期も各利益が連続最高を更新する見込み。この7月第2四半期末から中間配当を実施すると6月14日に発表済みで、断続的に高値を更新しながら期待の強い相場が続いている。

 発表によると、24年1月期まで年1回の剰余金の配当を期末に行うことを基本としていたが、株主への利益還元の機会の一層の充実を図るため、25年1月期より中間配当を実施することとした。期初の配当予想では年間配当額を1株当たり27円としていたが、中間配当の実施にあたり、配当予想を第2四半期末、期末それぞれ14円とし、年間では28円とすることとした。今年の7月末を基準日とする配当や株主優待の権利付最終日(買付期限)は7月29日になる。

 また、同社は5月に「上場維持基準適合に向けた計画書に基づく進捗状況」を開示し、東証の様式に準拠した24年1月31日時点における計画書の進捗状況等については、「流通株式時価総額」のみ基準を充たしていないとしたが、3月以降の株価上昇により5月の発表時点では「流通株式時価総額」も基準を充たし、上場維持基準には完全適合済みとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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