【引け後のリリース】川崎重工が地上式では世界最大級のLNGタンク

引け後のリリース

■北海道ガスと北海道電力が共同利用する石狩LNG基地で3基目の受注

 川崎重工業<7012>(東1・売買単位100株)は15日、大林組<1802>(東1)と共同で、北海道電力<9509>(東1)から、石狩LNG基地向け地上式LNGタンク1基の受注を発表し、容量23万キロリットルなどの規模は、地上式LNGタンクとしては世界最大級になるとした。2020年に運用開始する予定。15日の株価終値は306円(3円高)だった。

 発表によると、石狩LNG基地は、北海道ガス<9534>(東1)北海道電力<9509>(東1)が共同利用するLNG受入基地で、同基地は、現在、北海道ガスが所有するLNGタンク2基(第1タンク:稼動中、第2タンク:建設中)と北海道電力が所有する1基(第3タンク:建設中)で構成されており、今回受注したLNGタンクは北海道電力が石狩LNG基地内に設置する2基目のLNGタンク。石狩LNG基地としては4基目のタンクになる。なお、第1タンクと第3タンクは川崎重工が受注した。

 川崎重工のLNGタンク事業は、1982年に地下式LNGタンクを建設、1983年には地上式のLNGタンクを建設して以来、金属二重殻式・ピットイン式・PC防液堤外槽一体型・地下式メンブレン型など、国内LNGタンクの全形式での実績を有している。国内外で41基のLNGタンクの納入実績を有している。

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