【株式市場】英国のEU残留を「見切り発車」のように全般一段高となり新規上場株も好発進

株式

◆日経平均の終値は1万6238円35銭(172円63銭高)、TOPIXは1298.71ポイント(14.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は出来高概算は16億4188万株

 23日後場の東京株式市場は、英国のEU離脱を巡る国民投票が日本時間の24日午前6時に締め切られ、結果判明はその後とされる中で、英国に拠点を置く日立製作所<6501>(東1)日産自動車<7201>(東1)が時間と共にジリ高基調となった。このため、株価指数の先物に乗り遅れまいとする雰囲気が強まり、日経平均も一段ジリ高となって大引け間際には198円15銭高(1万6263円87銭)まで上げる場面があった。前引けは小安かった東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も堅調に転じた。

 英国に子会社を持つ日本板硝子<5202>(東1)も時間と共にジリ高基調となったほか、熊谷組<1861>(東1)は大和証券の投資判断などが言われてジリ高。フルッタフルッタ<2586>(東マ)アスラポート・ダイニング<3069>(JQS)グループとの提携などが好感されてストップ高。フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は23日付で新CI(コーポレート・アイデンティティ)を発表し後場ストップ高。

 本日上場のバーチャレクス・コンサルティング<6193>(東マ・売買単位100株)はCRM(顧客管理)プロセスに関するワンストップサービスを提供し、公開価格は1090円。9時20分に公開価格を13%上回る1235円で売買が成立して初値がつき、あと1382円まで上げて売買をこなし、後場は売買交錯となり大引けは1200円だった。

 東証1部の出来高概算は16億4188万株(前引けは7億2814万株)、売買代金は1兆5701億円(同6579億円)。1部上場1962銘柄のうち、値上がり銘柄数は1285(同838)銘柄、値下がり銘柄数は556(同975)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、鉱業、輸送用機器、銀行、証券・商品先物、保険、非鉄金属、機械、倉庫・運輸、卸売り、などとなった。

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