【業績でみる株価】カナモトは2000円割れで下値に届く、中長期&短期で妙味

■減価償却で減益だが建機レンタル好調、九州最大のレンタルを子会社化

 カナモト<9678>(東1・100株)は2016年10月期・第2四半期は積極的なレンタル用資産投資に伴う減価償却費の増加で営業利益が前年同期比19.2%減益、通期でも10.1%減益の見通し。これを映して株価は去る6月28日に1876円と13年7月以来3年ぶりに2000円台を割った。

 主力の建設機械レンタル需要は、一部地方では公共工事先送りや工事現場従業者不足で減少が目立つが、東北復興や東京五輪に向けたインフラ再整備を中心に東北・首都圏で好調。第2四半期の売上は前年同期比0.5%増の686億4200万円と小幅ながら増収だった。

 今10月期・通期では、九州地区最大手のレンタル会社である「ニシケン」(久留米市)を子会社する効果も期待される。通期売上は7.4%増の1432億円、営業利益10.1%減の146億3000万円の見通し。配当は10円増配の年45円(中間15円、期末30円)の予定。

 2014年の高値4905円から調整過程にある株価は2000円台を割ったことで底打ちとみてよいだろう。利回り2.4%前後、予想EPS241.9円でPERは8.2倍程度。中期的には2000円前後は仕込み場とみられる。とくに、今期減益はレンタル資産増加に伴う先行投資負担であり先行きに期待できる。

 短期的にも夏場の豪雨シーズンに伴う建設機械需要、さらに、九州復興需要が期待されることから今期業績は上振れる可能性を含んでいることから狙い場とみられる。

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