ケイアイスター不動産は後場回復、事業特性は下期(10月~3月)に増加する傾向あり注目し直される

■10月の分譲事業の契約棟数は36%増加し契約金額は49%増加

 ケイアイスター不動産<3465>(東1)は11月11日、取引開始後の2430円(270円安)を下値に切り返し、後場は14時を過ぎて2585円(115円安)前後で推移。下値から6%の値上がり(155円高)となっている。

 10日の取引終了後に発表した第2四半期の連結決算(2020年4~9月、累計)は分譲住宅事業を中心に好調で、新型コロナによるリモートワークなどで「おうち時間」をより快適に過ごすための需要が増え、売上高は前年同期比14.3%増の659.9億円、営業利益は同14.4%増の37.86億円となり、各々第1四半期としては過去最高を更新した。

 3月通期の連結業績予想は、現段階では据え置き、売上高は1300億円(前期比7.7%増)、営業利益は71億円(同10.6%増)。ただ、この10月の分譲事業の契約棟数は前年同月比36.3%増加し、契約金額は同49.7%増加した。

 事業特性として、10月~3月(下期)に売上高が増加する傾向があり、株価も後場は第3四半期以降の動向を展望し直す動きに移ってきた可能性がある。需給面でも朝方の下げによってバランスが改善したとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る