【株式市場】経済対策への期待など広がり日経平均は3月以来の上げ幅で5日ぶり反発

株式

◆日経平均の終値は1万5708円82銭(601円84銭高)、TOPIXは1255.79ポイント(45.91ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億9668万株

チャート13 11日後場の東京株式市場は、安倍首相が午後の記者会見で経済対策について、すぐ準備に入る、といった内容の発言が伝えられ、三井不動産<8801>(東1)などの不動産株が一段ジリ高になり、第一生命保険<8750>(東1)などの保険、銀行、証券株も一段高。日経平均はジリ高の度を強めて14時30分過ぎに709円69銭高(1万5816円67銭)まで上げた。大引けも601円84銭高となり5日ぶりの反発。上げ幅は2016年3月2日の661円04銭高以来の大きさとなった。主な株価指数もそろって高い。

 後場は、トヨタ自動車<7203>(東1)なども一段ジリ高となり、景気敏感株の側面がある鉄鋼株も新日鐵住金<5401>(東1)などが14時頃から一段高。バイオ株は相対的に影が薄かったがDNAチップ研究所<2397>(東2)は7月12日開催のシンポジウムで発表とされて戻り高値。モバイルファクトリー<3912>(東マ)は好業績への期待などから戻り高値。GMOテック<6026>(東マ)は15日上場のLINEの公開価格決定との報道や越境EC新サービスなどが言われて4日ぶり急反発。トリケミカル研究所<4369>(JQS)は7月中間期の業績に期待が強いようで出直り急。

 東証1部の出来高概算は19億9668万株(前引けは8億7679万株)、売買代金は2兆1291億円(同9506億円)。1部上場1967銘柄のうち、値上がり銘柄数は1897(同1896)銘柄、値下がり銘柄数は51(同48)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、鉄鋼、証券・商品先物、ガラス・土石、保険、非鉄金属、輸送用機器、などとなった。

 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る