3期連続最高益更新を見込むケンコーマヨネーズの第1四半期は営業・経常利益共に大幅増益

■総菜関連事業のセグメント利益が倍増

 3期連続の最高益更新を見込むケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の第1四半期は、営業利益、経常利益共に大幅増益と好調なスタートとなった。

 好業績の背景には、人気のある新製品の開発とともに、自社製品を使ったメニュー提案が顧客企業に受け入られていることが挙げられる。また、静岡富士山工場が稼働し、原料である「殻付き卵」から「タマゴ製品」まで一貫した生産システムを備えたことで、タマゴ製品の売上が拡大したことも挙げられる。

 17年3月期第1四半期連結業績は、売上高176億77百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益11億41百万円(同38.5%増)、経常利益11億63百万円(同50.4%増)、純利益7億89百万円(同9.1%減)であった。最終利益が減益となった要因は、法人税が前期の1億円から3億90百万円に増加した影響。

 セグメント別に見ると、調味料・加工食品事業は、売上高146億87百万円(同10.8%増)、セグメント利益8億81百万円(同26.4%増)であった。
 一方、総菜関連事業は、売上高は26億88百万円、(同6.3%増)セグメント利益2億96百万円(同108.8%増)と利益が倍増した。

 第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高50.1%、営業利益62.7%、経常利益64.6%、純利益68.6%と利益面で高い水準で推移しているため、上方修正も期待できる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る