マブチモーターは業績見通し減額だが市場予想を上回るとされて戻り高値

株式市場 銘柄

■下期の為替前提を大きく円高芳香に見直すが業績底堅い

 マブチモーター<6592>(東1・売買単位100株)は8日の後場、14時30分を過ぎても9%高の5040円(410円高)前後で推移し、英国のEU離脱ショックによって全体相場が急落したあとの回復相場で高値を更新。取引時間中としては6月10日以来の5000円台回復となっている。5日付で2016年12月通期の業績見通しなどを減額修正したが、それでも市場予想を上回る水準との見方が出ているようだ。

 12月通期の連結業績見通しは、売上高をこれまでの1500億円の見通しから1350億円の見通しに見直し、営業利益は同じく225億円を218億円に引き下げた。それでも、たとえば一般投資家が入手しやすい業績予想として「会社四季報」(東洋経済新報社)最新号の予想営業利益215億円を上回った。

 第1・第2四半期累計期間の実勢為替は1ドル111.81円だったが、下期の為替前提は1ドル100円に大きく見直した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る