DOWAホールディングスは海外の「都市鉱山」など材料に戻り高値

株式市場 銘柄

■円高基調は逆風だが通期の業績見通しを据え置き注目される

 DOWAホールディングス<5714>(東1・売買単位千株)は16日、戻り高値に進む始まりとなり、取引開始後に654円(37円高)まで上げて6月9日以来の650円台回復となった。プラチナ、パラジウムなどの貴金属類を回収する目的で「都市鉱山に的」「米国とチェコの集荷拠点を中心に、今後約5年間で自動車の使用済み排ガス触媒の集荷量を8割増の年1万2千トンにする」(15日付の日本経済新聞朝刊)と伝えられたことなどが材料視されているようだ。

 第1四半期決算(2016年4~6月)は8月5日に発表し、連結営業利益は前年同期比34%減の76.2億円だったが、アナリストの見方をまとめた予想を上回ったとされている。円高基調は逆風になる傾向がある中で、第2四半期以降の為替前提を円高方向に見直したにもかかわらず通期の業績見通しを据え置いたことも注目されている。

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