日銀出動の観測で一時堅調になるが円相場に不透明感あり日経平均は軟調小動き

株式

◆日経平均の終値は1万6555円95銭(41円35銭安)、TOPIXは1304.27ポイント(2.44ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億4919万株

チャート5 8月25日後場の東京株式市場は、取引開始後に日銀によるETF(上場投信)買い付けの観測が伝わり、日経平均は一時堅調に転換して31円49銭高(1万6628円79銭)まで上げる場面があった。ただ、日本時間の今夜には米国の耐久財受注の発表があり、円相場に不透明感が残るためか、13時前には再びマイナス圏に沈下。その後は30円安~50円安の水準で小動きとなった。主な株価指数は東証2部指数と日経JASDAQ平均が高い。

 後場は、村田製作所<6981>(東1)が次期「iPhone」(アイフォーン)新製品への期待などが言われて本日の高値圏で推移し、サイゼリヤ<7581>(東1)は8月決算への期待などが言われて一段ジリ高。カヤック<3904>(東マ)はVR(仮想現実)体験を拡張するコンテンツ開発をソニー<6758>(東1)グループと行うとの発表が好感されてストップ高を継続。ソフトフロント<2321>(JQG)はクラウド郵便サービスの連携拡大などが好感されて後場急伸。

 東証1部の出来高概算は13億4919万株(前引けは5億3897万株)、売買代金は1兆7121億円(同6502億円)。1部上場1973銘柄のうち、値上がり銘柄数は916(同770)銘柄、値下がり銘柄数は889(同1001)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、保険、ゴム製品、証券・商品先物、銀行、パルプ・紙、鉄鋼、輸送用機器、などとなった。

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