【株式市場】前場の日経平均は308円安、半導体株の業績に物足りない様子だが自動車株などは堅調

◆日経平均は4万1148円07銭(308円16銭安)、TOPIXは2940.48ポイント(11.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億1843万株

 7月28日(月)前場の東京株式市場は、半導体関連株が軒並み反落模様となり、日経平均の下げに大きく影響した。前取引日に四半期決算を発表したSCREENホールディングス<7735>(東証プライム)の業績が物足りなかったとされ、半導体関連株の業績見通しに慎重な見方が広がった様子。日経平均は朝寄り後に384円安(4万1072円)まで急激に下げ、その後は揺り戻し的に値を戻したが一進一退だった。もっとも、トヨタ<7203>(東証プライム)、TDK<6762>(東証プライム)などは高く、米国とEU(欧州連合)の関税決着など好感の様子だった。

 イーグル工業<6486>(東証プライム)とユーグレナ<2931>(東証プライム)が急伸してプライム銘柄の値上がり率1、2位を占め、業績予想の増額修正など好感。前澤化成<7925>(東証プライム)や日本ヒューム<5262>(東証プライム)も大きく上げ国交省による下水道管の検査頻度増加方針など材料視。ドローン検査のブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は一段高。水道データ事業のHmcomm<265A>(東証グロース)は議事録AI新製品の発表もありストップ高。また、No.1<3562>(東証スタンダード)は株主優待の拡充が好感され高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1843万株、売買代金は1兆9224億円。プライム上場1625銘柄のうち、値上がり銘柄数は775銘柄、値下がり銘柄数は778++81銘柄。

 東証33業種別指数は10業種が値上がりし、サービス、精密機器、輸送用機器、繊維製品、ガラス土石、不動産、化学、医薬品、水産農林、食料品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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