東芝が「3次元NAND」など注目され2日ぶりに高値を更新

株式市場 銘柄

■不適切会計の問題については「懸念出尽し」感

 東芝<6502>(東1・売買単位千株)は2日、取引開始後に330.0円(4.2円高)まで上げ、小幅高だが2日ぶりに年初来の高値を更新した。7月に「3次元NANDフラッシュメモリ」を世界で始めてサンプル出荷したと発表しており、改めて注目されている様子がある。

 不適切会計問題については、いぜんイメージダウンが大きいとの見方があるが、投資家心理としては、8月26日に「会計処理問題に関する損害賠償請求訴訟が提起された」と発表し、賠償額の概算が明らかになったことで「懸念出尽し」になるようだ。信用売り残の買い戻しが膨れれば意外な展開になると見て注目する様子がある。

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