【株式市場】日経平均は一時116円安だが円安のため次第に回復し本日上場の3銘柄はすべて好調

株式

◆日経平均の前引けは1万6689円31銭(39円73銭安)、TOPIXは1319.35ポイント(3.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億5062万株

チャート5 9月14日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの大幅反落が影響し、ソニー<6758>(東1)などが反落して始まり、日経平均は朝方に116円65銭安(1万6612円35銭)まで反落幅を広げる場面があった。しかし、日銀が次回以降の金融政策で長短金利差の拡大やマイナス金利の深堀りを推進と伝えられたため円相場は軟調。日経平均は次第に持ち直し、前引けは39円73銭安(1万6689円31銭)となった。主な株価指数はそろって軟調。

 第一生命保険<8750>(東1)が資金運用環境の改善期待などで上げ、木村化工機<6378>(東1)は高速増殖炉「もんじゅ」の存廃に関する報道などを材料に急伸し、土壌汚染対策のエンバイオホールディングス<6092>(東マ)は東京・築地卸売市場の移転先である豊洲市場の「盛り土」問題を巡る思惑などから連想が広がり活況高。
 
 本日は3銘柄が新規上場となり、串カツ田中<3547>(東マ・売買単位100株)は公開価格が3900円。買い気配で始まり、9時26分に公開価格を13%上回る4425円で初値がついた。その後4920円まで上げて前引けは4650円。

 カナミックネットワーク<3939>(東マ・売買単位100株)は介護業務管理システムの開発や医師・介護従事者向けの情報提供などを行い、公開価格は3000円。前引けは買い気配のまま公開価格を70%上回る5100円。まだ初値はついていない

 デジタルアイデンティティ<6533>(東マ・売買単位100株)は、ユーザー属性をとらえたリスティング広告などのデジタルマーケティング事業などを展開し、公開価格は1540円。前引けは買い気配のまま、公開価格を73%上回る2668円の買い気配となり、まだ初値がついていない。

 東証1部の出来高概算は7億5062万株、売買代金は7774億円。1部上場1975銘柄のうち、値上がり銘柄数は710銘柄、値下がり銘柄数は1070銘柄となっている。

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