【株式市場】中国関連株が軟調で日経平均は弱もみ合いだが材料株は強い

株式

◆日経平均の終値は1万6774円24銭(65円76銭安)、TOPIXは1342.31ポイント(0.04ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億5951万株

チャート5 10月13日後場の東京株式市場は、中国の貿易統計の鈍化を受けて中国景気との感応度が高いとされるコマツ<6301>(東1)が13時頃からクッキリと軟調に転換。日経平均は前引けにかけて軟調転換したまま地合いの弱さを懸念する声があり、100円27銭安(1万6739円73銭)まで軟化したあとも何度か100円安まで下押してもみ合った。前場小高かった東証マザーズ指数は軟化し、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、東芝<6502>(東1)が自動運転システムに参入と伝えられて一段ジリ高となり、神戸物産<3038>(東1)クスリのアオキ<3398>(東1)は9月下旬に発表した好決算を見直すとされて一段ジリ高。G3ホールディングス<3647>(東2)は14時に発表した8月決算が好感されて急伸。神島化学工業<4026>(東2)は大幅増益と「マグネシウム電池」で連日ストップ高。串カツ田中<3547>(東マ)は月次好調などが好感されて急伸し、UMNファーマ<4585>(東マ)は正午前に技術導入先の米新しいインフルエンザワクチンの製造販売承認を取得と発表し急伸ストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億5951万株(前引けは8億1105万株)、売買代金は1兆8906億円(同9024億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1151(同911)銘柄、値下がり銘柄数は701(同894)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、その他製品、繊維製品、サービス、金属製品、輸送用機器、水産・農林、医薬品、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る