ジャパンディスプレイは「4辺フリー」新型液晶などに期待再燃し戻り高値

株式市場 銘柄

■円安基調のため多少古い株価材料でも見直されやすいとの見方

 ジャパンディスプレイ<6740>(東1・売買単位100株)は21日、反発を強める展開となり、10時30分過ぎに219円(13円高)まで上げて戻り高値を2日ぶりに更新した。注目材料としては、新開発のスマートフォン向け4辺フリー「Full Active」液晶ディスプレイを今年度第4四半期中の量産を目指すと8月に発表したことなどが言われており、円相場がECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁の発言などを受けて対ユーロ、対ドルとも円安基調になったため、多少古い株価材料でも見直されやすいとの見方がある。

 2017年3月期の業績は3期連続最終赤字の見込みだが、株価は8月以降、回復基調を次第に強める展開のため、業績動向は織り込み済みのようだ。PBRは0.4倍前後(株価が1株純資産の4割前後)のため評価不足ではある。

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