【株式市場】「鳥取県で震度6」と伝わり日経平均は6日ぶりに下げるが新規上場株は好発進

株式

◆日経平均の終値は1万7184円59銭(50円91銭安)、TOPIXは1365.29ポイント(5.51ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億2750万株

チャート5 10月21日後場の東京株式市場は、午前中の円安基調が鈍化し、トヨタ自動車<7203>(東1)が堅調転換目前で再び軟化するなど、全体に模様ながめ気分が漂った。鳥取県の中部で地震が断続的に発生し、14時過ぎに震度6と伝わると、ほどなく日経平均は前日比軟調に転換し、大引け間際に83円52銭安(1万7151円98銭)まで軟化。昨日までの5日連騰から6日ぶりの反落となった。主な株価指数はそろって軟調に転じた。

 後場は、ジャパンディスプレイ<6740>(東1)が新開発の液晶などを材料に一段高の場面があり、オリエンタルランド<4661>(東1)は上期一転増益との観測報道などが好感されて一段ジリ高。フライトホールディングス<6740>(東1)は引き続き業績予想の増額が好感されて4日連続ストップ高。地盤ネットホールディングス<6072>(東マ)は「鳥取県で震度6」と伝わり急動意。

 21日に新規上場となったユーザベース<3966>(東マ・売買単位100株)はBtoBビジネスのビジネスデータベース「SPEEDA」やBtoCビジネスのニュースサイト「NewsPicks」などを展開し、9時29分に公開価格2510円を16%上回る2908円で初値がついた。前場3410円まで上げ、大引けは3410円となった。

 東証1部の出来高概算は18億2750万株(前引けは8億6101万株)、売買代金は2兆320億円(同9298億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は723(同903)銘柄、値下がり銘柄数は1117(同896)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、鉱業、パルプ・紙、不動産、銀行、化学、金属製品、ゴム製品、機械、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る