スズキが業績予想の増額を好感し年初来の高値を更新

スズキ SUZUKI 7269

■増額後の予想1株利益328円のため株価5000円でもPER15倍ソコソコ

 スズキ<7269>(東1・売買単位100株)は7日、年初来の高値を更新して始まり、取引開始後に10%高の3925円(351円高)をつけて2015年12月以来の3900円台に進んだ。4日に発表した第2四半期決算(2016年4~9月累計、連結)の営業・経常利益が従来予想を3割前後上回るなど好調で、17年3月通期の見通しを増額修正したことが好感されている。

 3月通期の見通しは、売上高は据え置いたが、営業利益は従来予想を11%増額して2000億円の見通し(前期比では2.4%の増加)とし、純利益は同じく56%増額して1450億円の見通し(同24.3%の増加)とした。インド、欧州で好調なことなどが要因。増額後の通期予想1株利益は328円64銭としたため、株価が5000円まで上げてもPERは15倍ソコソコに過ぎなくなった。

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