TDKが高値更新、「世界初の充放電可能な固体電池」に注目と期待

株式市場 銘柄

■SMDタイプのオールセラミック固体電池を発表

 TDK<6762>(東1)は22日、上値を追って始まり、取引開始後に6%高の9370円(550円高)まで上げて約2週間ぶりに2015年以来の高値を更新した。21日付で、「世界初の充放電可能なSMDタイプのオールセラミック固体電池」を発表。次世代のEV(電気自動車)用などに期待と注目が集まった。

 全固体電池は、リチウムイオン電池などに用いられている電解液を使用しておらず、発火する危険などが大幅に抑えられるという。発表によると、このオールセラミック固体電池「CeraCharge」は、小型EIA1812パッケージ(4.5x3.2x1.1mm)により提供され、定格電圧1.4Vで容量100μAhを実現。充放電サイクルは、条件により1000回以上可能であり、短時間またはパルス動作のために数mAの電流を引き出すことができる。SMD技術により、電池の配置が簡単になり、リフロー方式のはんだ付けが可能となり、それが最終製品の生産コストを削減できる、という。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る