イトーキ、25年12月期営業利益35.8%増、売上高と営業利益が過去最高更新

(決算速報)
 イトーキ<7972>(東証プライム)は2月13日に25年12月期連結業績を発表した。計画を上回る大幅増益だった。ワークプレイス事業、設備機器・パブリック事業とも好調に推移し、売上高は4期連続で過去最高を更新、営業利益は3期連続で過去最高を更新した。そして期末配当を上方修正した。26年12月期も増益・増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は高値圏だ。高配当利回りなども評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■25年12月期大幅増益・増配、26年12月期も増益・増配予想

 25年12月期連結業績は売上高が前期比11.0%増の1536億82百万円、営業利益が35.8%増の136億85百万円、経常利益が37.3%増の137億39百万円、親会社株主帰属当期純利益が30.6%増の93億82百万円だった。配当は2月13日付で期末7円上方修正して前期比20円増配の75円(期末一括)とした。配当性向は39.4%となる。

 計画を上回る大幅増益だった。ワークプレイス事業、設備機器・パブリック事業とも好調に推移し、売上高は4期連続で過去最高を更新、営業利益は3期連続で過去最高を更新した。そして期末配当を上方修正した。

 営業利益の前期比36億円増益の要因分析は、売上高増加に伴う利益増加で63億円増加、売上総利益率改善(空間設計・コンサル・デザインから手掛けるオフィス案件の獲得や24年7月のカタログ改定効果)で33億円増加、販管費増加(業容拡大に伴う人件費の増加、業績連動型賞与の増加、DX推進のためのIT基盤強化、減価償却費の増加など)で60億円減少だった。

 ワークプレイス事業は、売上高が9.1%増の1115億30百万円、営業利益が36.7%増の109億98百万円だった。ハイブリッドな新しい働き方にあわせたリニューアル案件を中心に増収となり、提供価値向上による利益率改善も寄与した。

 設備機器・パブリック事業は、売上高が17.3%増の405億69百万円、営業利益が34.3%増の24億93百万円だった。物流施設向け設備は資材高騰を背景とした着工・竣工遅れの影響があったが、研究施設向け設備が好調に推移し、増収効果や利益率改善効果により大幅増益だった。

 その他は売上高が2.7%減の15億82百万円、営業利益が11.8%増の1億93百万円だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高427億44百万円で営業利益74億22百万円、第2四半期は売上高365億円で営業利益32億03百万円、第3四半期は売上高332億14百万円で営業利益9億88百万円、第4四半期は売上高412億24百万円で営業利益20億72百万円だった。なおオフィス引越等が年度末(3月)に集中する傾向があるため、同社の業績も第1四半期(1月~3月)に偏重する季節特性がある。

 26年12月期の連結業績予想は売上高が前期比9.0%増の1675億円、営業利益が16.9%増の160億円、経常利益が16.5%増の160億円、親会社株主帰属当期純利益が19.4%増の112億円としている。配当予想は前期比15円増配の90円(期末一括)としている。予想配当性向は39.7%となる。

 ワークプレイス事業、設備機器・パブリック事業とも好調に推移する見込みだ。セグメント別計画は、ワークプレイス事業の売上高が9.0%増の1215億円で営業利益が23.7%増の136億円、設備機器・パブリック事業の売上高が9.4%増の443億円で営業利益が9.9%減の22億円としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は高値圏だ。高配当利回りなども評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。2月13日の終値は2492円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS226円68銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の90円で算出)は約3.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1147円78銭で算出)は約2.2倍、そして時価総額は約1401億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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