マーケットエンタープライズの今期第1四半期は2ケタ増収ながら積極的な投資を行ったことから減益となる

■今期と来期を中長期的な成長拡大に向けた戦略投資期間と位置づける

 マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)の今期第1四半期は、2ケタ増収ながら、積極的な投資を行ったことから、減益となった。

 17年6月期第1四半期業績は、売上高12億05百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益△71百万円(前年同期07百万円)、経常利益△70百万円(同07百万円)、純利益△51百万円(同03百万円)であった。

 同社は、今期と来期を中長期的な成長拡大に向けた戦略投資期間と位置づけ、人員や設備をはじめとして積極的な先行投資を行うとしている。そのため、第1四半期の販管費は、前年同期比21.3%増と売上高の成長率14.4%を上回ったことから減益となった。

 第1四半期の投資としては、前期に開設した徳島コンタクトセンター(商品買取における事前査定を行う部署)や新たに展開を開始したMVNO(仮想移動体通信)事業への人員・設備拡充を行った。また、 既存事業、新規事業の双方を支えるシステム拡充に向けて、ITエンジニアを積極的に採用した。

 今期17年6月期通期業績予想は、売上高59億60百万円(前期比22.6%増)、営業利益50百万円(同48.3%減)、経常利益63百万円(同32.6%減)、純利益38百万円(同23.4%減)を見込む。

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