【注目銘柄】リケンテクノスは15年高値突破して14年高値が視野、17年3月期増収増益予想

注目銘柄

■14年1月高値が視野

 リケンテクノス<4220>(東1)に注目したい。塩ビコンパウンド首位で海外にも積極展開している。17年3月期第2四半期累計連結業績は大幅増益だった。通期でも好業績が期待される。株価は15年8月高値を突破し、14年1月高値が視野に入ってきた。上値を試す展開だろう。なお11月18日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において買い付け(上限172万株)を行う。

■通期でも好業績が期待

 11月7日発表した17年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績は、売上高が前年同期比3.3%減の431億71百万円だが、営業利益が同48.3%増の29億12百万円、経常利益が同37.9%増の26億77百万円、そして純利益が同47.7%増の11億23百万円だった。原料安効果で大幅増益だった。売上総利益率は20.1%で同3.5ポイント上昇した。営業外では為替差損が増加(前期は66百万円、今期は2億69百万円)した。

 通期の連結業績予想は据え置いて売上高が前期比2.7%増の930億円、営業利益が同8.2%増の55億円、経常利益が同11.5%増の55億円、純利益が同4.8%増の26億円としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高46.4%、営業利益52.9%、経常利益48.7%、純利益43.2%と概ね順調な水準であり、通期でも好業績が期待される。

 なお10月24日に自己株式取得(取得株式総数の上限300万株、取得価額総額の上限18億円、取得期間16年11月1日~17年3月31日)を発表し、11月17日に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)における買い付け(上限172万株)を発表した。

 株価は自己株式取得発表を好感して10月25日に579円まで急伸し、15年8月高値536円を突破した。その後も高値圏で推移して14年1月高値691円が視野に入ってきた。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値を試す展開だろう。

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