三菱重工が10ヵ月ぶりに500円台を回復し円安進行やトランプ氏の政策を材料視

株式市場 銘柄

■日本株全体を買う動きが強まり主力株に機械的な買い需要が発生

 三菱重工業<7011>(東1・売買単位千株)は24日、上値を追う始まりとなり、取引開始後に505.5円(12.6円高)まで上げて今年1月以来10ヵ月ぶりの500円台回復となった。ベトナムの原子力発電所の建設計画が中止となり、同社を含む日本企業連合の受注も立ち消えになったと伝えられたが、円相場の約8ヵ月ぶり1ドル112円台という円安進行などが買い材料になっているようだ。

 円安進行を受け、日本株全体を買う動きが強まり、株価指数連動型の買いや株価指数連動投信への買いが増えて同社株をはじめとする主力株に機械的な買い需要が発生したとの見方が出ている。また、同社株は防衛関連株の代表格のため、トランプ次期米国大統領が米軍の駐留経費増額や自主防衛を促す姿勢を強めれば株価材料になるとの期待が強い。

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