【株式市場】後場軟調な場面みせるが日経平均は7連騰、TOPIXは11連騰で戻り高値

株式

◆日経平均の終値は1万8381円22銭(47円81銭高)、TOPIXは1464.53ポイント(4.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億9278万株

チャート11 25日後場の東京株式市場は、日経平均が終値ベースでの年初来の高値1万8450円98銭(1月4日)を前場一時更新したためか、後場の取引開始から野村ホールディングス<8604>(東1)の下げが目立つなど、午前中までの上げ相場に変調の兆しが出た。日経平均は急速に値を消しながら14時過ぎに一時44円91銭安(1万8288円50銭)まで軟化した。しかし、昨日まで日経平均は6日続伸、TOPIXは10日続伸のため、一服しても不自然ではないとの見方があり、下げた場面では指数連動ETF(上場投信)などに押し目買いが活発の模様。両指数とも大引けにかけては堅調に転じた。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 円安の進行は一服気味になったが、円安メリットの出遅れ株に買いが広がり、2輪用クラッチなどのエフ・シー・シー<7296>(東1)や光通信ケーブルなどの平河ヒューテック<5821>(東1)などが一段ジリ高。大幸薬品<4574>(東1)はインフルエンザ流行期などが言われて年初来の高値に進み、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>(東マ)は最新の研究試薬セットなどが材料視されてストップ高。フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は12月19日に上場予定のロボット開発ベンチャー・ZMP(銘柄コード番号7316)に早くから投資と伝わり上場値が期待されて急伸。

 東証1部の出来高概算は24億9278万株(前引けは11億1494万株)、売買代金は2兆7225億円(同1兆2011億円)。1部上場1989銘柄のうち、値上がり銘柄数は1030(同1075)銘柄、値下がり銘柄数は835(同783銘柄)。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、輸送用機器、精密機器、電力・ガス、非鉄金属、倉庫・運輸、陸運、電気機器、その他製品、石油・石炭、などだった。

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