ヤクルト本社が戻り高値を更新、高血圧発症リスク低減など好感される

株式市場 銘柄

■11月に業績見通しを減額したが株価は底堅く見直し機運

 ヤクルト本社<2267>(東1・売買単位100株)は12日の後場も戻り高値を更新したまま13時を過ぎて5220円(235円高)前後で推移。7日付で、「乳酸菌ラクトバチルス カゼイ シロタ株を含む乳製品の習慣的摂取が高齢者の高血圧発症リスクを低減」と発表したことが好感されているほか、日経平均などが年初来の高値を連日更新して2015年12月30日以来の1万9200円台に進んだ中で、まだ年初来の高値に届いていない同社株などに出遅れ感が強まったとの見方がある。

 同社は11月11日の第2四半期決算発表で円高や薬価改定の影響などによる3月通期の業績見通し下方修正を発表した。それでも、株価は発表直前のトランプ・ショック安の下値を割らず、その後もトランプ・ショック直前の水準を維持してきた。このため円高や薬価改定の影響は織り込まれたと見て差し支えないようだ。

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