ベイカレント・コンサルティングは下方修正で急落するが高付加価値案件へのシフトなどに注目

株式市場 銘柄

■コンサルタントの受領単価は大きく上昇し将来的な相乗効果に期待が

 ITコンサルティングなどのベイカレント・コンサルティング<6532>(東マ・売買単位100株)は12日、ストップ安の1155円(300円安)となった。前週末売買日(9日)の取引終了後に2017年2月期・通期の業績予想の修正を発表し、営業利益は従来予想を45%引き下げて22.1億円の見込みとしたことなどが影響した。

 要因としては、当初約20%の増加を見込んでいた所属コンサルタント数が、人材争奪の想定以上の加熱により、現時点で前期比約8%程度の増加にとどまる見込みであること、新規の高付加価値案件の獲得に注力した結果、既存得意先との取引が縮小し、稼働率の低下が見込まれること、などがあった。

 ただ、平均単価(各コンサルタントがクライアントから受領する料金の月当たり平均値)は、過年度から高付加価値案件の増加や既存コンサルタントの育成、スキルアップによる個人別単価の上昇によって平均単価が向上しており、これまでの予想の前期比5%程度に対し、当期末における平均単価は同16%程度上昇する見込みになっているとした。市場関係者の間では、今後、新規の高付加価値案件の獲得が進めば、平均単価の上昇との相乗効果が発揮されるとして注目する様子がある。

 株価動向としては、12日は大引けでのみ売買が成立したため出来高が多くなかったが、こうしたケースでは、翌日以降、取引時間中に売買が成立して出来高が増加する展開になれば、一時的に下押しても取引終了にかけて持ち直す形で下値を確認することが少なくないようだ。

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