【株式市場】NYダウ連騰は好感されたが円相場に不透明感が漂い日経平均など軟調

株式

■新規上場のキャリアインデックスは公開価格の1.5%高で初値つく

◆日経平均の前引けは1万9235円46銭(15円06銭安)、TOPIXは1537.90ポイント(2.35ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億6342万株

チャート16 14日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの7日続伸などが好感されてトヨタ自動車<7203>(東1)などが堅調に始まり、日経平均は朝方に33円76銭高(1万9284円28銭)まで上げる場面があった。ただ、米国の金融政策決定会合になるFOMC(連邦公開市場委員会)が現地時間の13日から14日に開催され、円相場に不透明感があるため様子見気分が漂い、日経平均は10時過ぎには65円77銭安(1万9184円75銭)まで軟化し、前引けも15円06銭安(1万9235円46銭)となった。主な株価指数では東証マザーズ指数が堅調。

 ブリヂストン<5108>(東1)が日本とEU(欧州連合)との経済連携協定などを材料に高値を更新し、安永<7271>(東1)はリチウムイオン電池素材の大幅増産という日立化成工業<4217>(東1)に関する報道を受けて連想が働いたとされて急伸。伏木海陸運送<9361>(東2)は日ロ間で定期船を運航するためロシア経済協力関連株の出遅れとして急伸。Gunosy<6047>(東マ)はキュレーションサイト問題に一定の距離があると見直されて出直り拡大。トレイダーズホールディングス<8704>(JQS)はビットコイン仲介への進出などが好感されて急伸。

 14日、新規上場となったキャリアインデックス<6538>(東マ・売買単位100株)は転職サイト「キャリアインデックス」の運営などを行い、朝の取引開始と同時に公開価格6060円を1.5%上回る6150円で売買が成立し初値がついた。前引けは5570円。

 東証1部の出来高概算は9億6342万株、売買代金は1兆1290億円。1部上場1998銘柄のうち、値上がり銘柄数は551銘柄、値下がり銘柄数は1311銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る