【株式市場】1ドル118円台への円安など好感されるが日経平均は166円高のあと一進一退

株式

■新規上場のシンシアは公開価格を7.1%下回る1950円で初値

◆日経平均の前引けは1万9405円61銭(131円82銭高)、TOPIXは1550.54ポイント(7.82ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億2244万株

チャート1 16日(金)前場の東京株式市場は、円相場の1ドル118円台への円安やNYダウの反発などが好感され日経平均は取引開始後に166円18銭高(1万9439円97銭)まで上げた。たが、トヨタ自動車<7203>(東1)は朝方を除いて軟化するなど主力株の足並みがそろわず、日経平均も一進一退となった。前引けは131円82銭高(1万9405円61銭)。主な株価指数では東証2部指数、マザーズ指数が軟調。

 第一生命保険<8750>(東1)が日米の国債利回り上昇やこのところの株高などを好感して高値を更新し、大手銀行株もしっかり。アカツキ<3932>(東マ)は好業績などの評価再燃とされてストップ高となり、フォーサイド<2330>(JQS)は今12月期の業績などに期待集まり急伸。一方、スマートフォンゲーム「スーパーマリオラン」配信開始の任天堂<7974>(東1)は安い。

 14日新規上場となったシンシア<7782>(東マ・売買単位100株)はネットと実店舗の両面展開でコンタクトレンズなどの販売を行い、公開価格は2100円。9時10分に公開価格を7.1%下回る1950円で売買が成立し初値がつき、前引けは2150円。

 東証1部の出来高概算は11億2244万株、売買代金は1兆3269億円。1部上場1998銘柄のうち、値上がり銘柄数は1210銘柄、値下がり銘柄数は661銘柄となった。

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