【株式市場・大納会】日経平均は小幅安だが5年連続上場しTOPIXや東証マザーズ指数は高い

◆日経平均の終値は1万9114円37銭(30円77銭安)、TOPIXは1518.61ポイント(0.22ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億6786万株

 今年最後の取引となった30日(金)後場の東京株式市場は、為替の円安傾向などが支えになり、トヨタ自動車<7203>(東1)などが13時過ぎにかけて一段強い動きになった。日経平均も次第に持ち直して13時過ぎからは断続的に前日比プラス圏に浮上し、14時30分にかけては25円高の1万9170円をはさんで推移。大引け間際には株価指数連動型の売りが出て軟調に転じたが、大引けは2015年末の終値1万9033円71銭を上回り5年連続の上昇となった。YOPIXは堅調で反発。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

331

 後場は、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)などの大手銀行株が断続的に堅調転換して全体相場の地合いを支える形になり、イオンファンタジー<4343>(東1)が年末年始の近場のレジャー需要への期待などから一段高。リスクモンスター<3768>(東2)は業績上ブレ期待などから一段高。マイネット<3928>(東マ)はヒットゲーム買収などが好感されて急伸し、12月21日上場のセグエグループ<3968>(JQS)は国家間サイバー攻撃の本格化に対応とされて上場来の高値を更新。

 東証1部の出来高概算は16億6786万株(前引けは8億669万株)、売買代金は1兆7125億円(同7361億円)。1部上場2003銘柄のうち、値上がり銘柄数は1071(同700)銘柄、値下がり銘柄数は768(同1169)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは3業種のみ)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、医薬品、精密機器、電気機器、その他製品、食料品、サービス、金属製品、空運、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る