【銘柄フラッシュ】野崎印刷や光村印刷が新「元号」の思惑で急伸しトランプ氏を念頭にソフトバンクGも高い

銘柄

 10日は、ソフトバンクグループ<9984>(東1)が0.7%高程度だが米トランプ氏から非難を受けない銘柄として5日続伸となり昨年来の高値を連日更新。富士通ゼネラル<6755>(東1)は売上高の7割近くが海外で米空調大手と提携すること、SMBC日興証券が目標株価を2600円から3200円に引き上げたとされて2000年以降の高値を更新の4.1%高。

 東証1部の値上がり率1位は光村印刷<7916>(東1)の17.9%高となり、政府が「元号」変更に関する検討をはじめたとの報道を受けて特需への連想が働いたとされ昨年来の高値。2位はディー・エル・イー<3686>(東1)となり、引き続き「東京ガールズコレクション」を1月12日にインドネシアで開催することなどが言われて9.7%高。3位はイー・ガーディアン<6050>(東1)の9.0%高となりAI(人工知能)関連株人気とされて3ヵ月ぶりに昨年来の高値。

 ブレインパッド<3655>(東1)は小型無人飛行体ドローンによる空撮画像処理などを手がけ、前週末に京都大学で飛行中のドローンが周辺の地形から現在位置や高度を把握する技術を開発したと伝えられ連想が波及との見方。アイ・オー・データ機器<6916>(東1)は好財務でPBRなど割安とされて6.5%高。福井コンピュータホールディングス<9790>(東1)は北陸新幹線の延伸工事で恩恵との見方があり5.5%高。

 野崎印刷紙業<7919>(東2)はストップ高の32.9%高となり、写真製版の光陽社<7946>(東2)もストップ高の30.9%高。政府が「新元号」を検討との一部報道が材料視。東京インキ<4635>(東2)も5.1%高だが高値更新。

 リミックスポイント<3825>(東マ)は仮想通貨システムなどが材料視されてストップ高の28.7%高。エムビーエス<1401>(東マ)は6日の取引終了後に業績予想の上方修正を発表し、すでに4日頃から動意を強めていたが連日上値を追いストップ高の17.5%高。

 アイレックス<6944>(JQS)は引き続き中国政府の次世代無線規格「5G」への大型投資などが材料視されて大幅高を継続し24.7%高。スリー・ディー・マトリックス<7777>(JQS)は6日付で今4月期・第2四半期決算説明会の動画を公開し見直されたとされてストップ高の14.4%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る