香陵住販は下値切り上げ、19年9月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 香陵住販<3495>(JQ)は茨城県を地盤とする不動産会社である。19年9月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は上値の重い展開だが、下値を徐々に切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■茨城県地盤の不動産会社

 18年9月JASDAQに新規上場した。茨城県を地盤として不動産流通事業(売買・仲介)および不動産管理事業(管理・賃貸・太陽光発電)を展開している。自社企画投資用不動産の販売により、ベース収益となる管理物件を積み上げている。18年9月期の売上構成比は不動産流通66%、不動産管理34%である。

■19年9月期増収増益予想

 19年9月期連結業績予想は、売上高が18年9月期比10.4%増の58億82百万円、営業利益が3.6%増の5億59百万円、経常利益が7.1%増の5億40百万円、純利益が9.9%増の3億59百万円としている。

 情報システム投資や店舗移転費用の発生で営業利益は小幅増益にとどまるが、不動産流通事業は大型の自社企画投資用不動産の販売、不動産管理事業は管理物件の増加で、それぞれ堅調に推移する見込みとしている。

 第3四半期累計は売上高が47億15百万円、営業利益が4億42百万円で、進捗率は売上高80.2%、営業利益79.1%と順調だった。収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は上値の重い展開だが、下値を徐々に切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。9月24日の終値は1310円、時価総額は約17億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る