【株式評論家の視点】弁護士ドットコムはデジタルガレージとの連携で事業拡大へ、下押す場面は買い好機

株式評論家の視点

 弁護士ドットコム<6027>(東マ)は、2014年12月に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、世界中の人達が「生きる知恵=知的情報」をより自由に活用できる社会を創り、人々が幸せに暮らせる社会を創造するため、「専門家をもっと身近に」を理念として、 人々と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」「ビジネスロイヤーズ」、 弁護士事務所および税理士事務所の業務支援サービス 「弁護士ドットコムPro」「税理士ドットコム Pro」「弁護士ドットコムキャリア」、 日本初のWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供している。

 同社が運営する日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の有料登録弁護士数は17年1月に3,000人を突破。無料も含めた登録弁護士は16年12月に1万2,000人を突破し順調に増加している。また、2月の「クラウドサイン」における導入企業数は5,000社を突破、累計契約締結件数が5万件を突破と導入企業数および累計契約締結件数ともに順調に増加。インフィニティ・ベンチャーズLLP主催のITベンチャー企業の祭典IVSのサービスプレゼン大会「Launch Pad」で3位に入賞するなどベンチャー業界において高い注目を集めている。

 今2017年3月期第3四半期業績実績は、売上高が11億7400万円(前年同期比51.0%増)、営業利益が2億7900万円(同27.6%増)、経常利益が2億7900万円(同28.2%増)、純利益が1億7800万円(同33.4%増)に着地。

 今17年3月期業績予想は、売上高が16億4200万円(前期比47.3%増)、営業利益が4億円(同35.5%増)、経常利益が3億9800万円(同35.4%増)、純利益が2億4000万円(同34.5%増)を見込む。

 株価は、昨年11月4日に分割後の安値647円、同12月9日安値671円と売り直されて700円割れで底値を確認し、2月27日に昨年来の高値970円と上昇。上げ一服となっている。「クラウドサイン」の導入企業数と累計契約締結件数は順調に増加しているが、今後は導入企業を増やすとともに、プロダクト面においても機能を順次追加していく予定。デジタルガレージとその投資先であるBlockstream社(本社:カナダ)と連携し、ブロックチェーン技術を用いて所有権移転などの契約の自動執行を可能とし、従来の書面による契約締結実務をより効率化かつ安全に進める技術「スマートコントラクト・システム」の開発を、高い改ざん防止性やゼロダウンタイムの実現などを目指し、共同で検討開始する。これによりリーガル・テック領域への事業拡大が十分見込まれる。来18年3月期も2ケタ増収増益の高い伸びが観測されており、下値支持線となる25日移動平均線まで下押せば好買い場となりそうだ。(株式評論家・信濃川)

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